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翻訳者インタビュー

翻訳者 F.S さん

東京工業大学大学院卒
工学修士

専門である材料物理の知識を生かして、25年以上にわたり、自動車、自動車法規、環境技術などの文書の和訳・英訳に携わってきた。

専門分野を教えてください。

私は大学院で材料科学を専攻しました。大学院を卒業し、父が経営する技術翻訳会社に入社し、本格的に技術翻訳者の道を歩み始めました。これまで、日本の自動車メーカー2社の自動車関連マニュアルや参照文献の翻訳、官公庁からの依頼で、日本の自動車関連の法律の英訳、加えて機械、化学プラントメーカーの説明書、仕様書などを手がけてきました。大学院で学んだこととぴったり一致するわけではないですが、翻訳をするうえで材料科学のバックグラウンドは生きています。

翻訳の楽しさはどういう点ですか?

翻訳作業で楽しいのは、毎回違った文書に取り組み、違う世界を知ることができるということです。自分の専門分野とは少しずつ違う、でも興味のあるサイエンス分野の文書に向き合うことは、いつも新鮮なきもちです。また、著者の意図をくみとって伝えることができるのは自分しかいないという緊張感もまた、英文翻訳の醍醐味だと思います。

翻訳スキルをどのように磨いていますか?

経済新聞などを読み、関連する技術分野の最新情報を得ています。また、18年前から、日本に住む外国人を対象とした奉仕活動に携わっており、英会話力、英語でのプレゼンテーションスキルを磨くことができました。私は海外の居住経験はありませんが、これらの活動は、間接的に、翻訳力を向上させる上でも役立っています。

海外居住経験がないのにもかかわらず、英訳を任されているのは稀有なことですね。

翻訳は普通、ターゲット言語のネイティブ話者を起用するのがよいとされています。日本語から英語への翻訳であれば、英語のネイティブ話者で日本語を理解する者が適任と思いますし、反対に和訳であれば、日本語のネイティブ話者が適任と思います。ただ、技術翻訳の世界は、一語一語を正確に翻訳する「逐語訳」を基本としています。いろいろな原文の解釈の仕方があり、表現の好みがある文系とは大きく異なります。したがって、私のように留学経験のない日本人翻訳者にも対応可能なのです。しかもユレイタスでは翻訳後にネイティブチェックを加えますので、仕上がりはネイティブ並みになります。ユレイタスは私の英文翻訳に対して毎回フィードバックをくれますが、いつも赤字修正がいっぱい入っています(笑)。下工程のネイティブチェッカーに迷惑をかけていると思いつつも、いつも私は安心して翻訳することができます。

どのような翻訳者になりたいと思いますか?

まず第一に、正確に翻訳するということ。敵はいつも納期。納期がたっぷりあれば何度も訳文を読み返すことができますが、納期が短いとどうしても読み返しの深さが浅くなり、正確性も揺らいでしまうのは仕方ないことです。一語一語の正確性を完璧にしたその上で、さらに洗練された文章を書くことを目指したいと思っています。

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