大学のグローバル化という日本政府の重要な取り組みに貢献 大学をグローバライズし、海外から優秀な研究者ならびに留学生を呼び込み、グローバル人材を育成するという文部科学省の取り組みに寄与しています。
スーパーグローバル大学創成支援のような国家事業に、翻訳という側面から貢献
海外研究者や留学生に効果的に発信するため、適切な翻訳を大学に提供大学のグローバル化の一部として、以下の文書の翻訳をご提供しました。
大学の目的のひとつは、海外研究者や留学生に大学の魅力をアピールし、日本に来たいと思わせること。読み手に向けて逐語訳をしてもその目的は達成できません。とはいえ、大学が伝えたいメッセージを正確に伝えるよう配慮する必要もありました。
最高学府である大学のコンテンツでは、品質が最重要課題です。たとえば、大学のホームページに誤字がひとつでもあれば、たちまち最高学府としての信用を失ってしまうかもしれません。したがって、レビューを重ねたうえでミスのない翻訳物を納品することは必須でした。
シラバスの英訳を依頼されるケースでは、前年度のシラバスを参照し、できるだけ「再利用」するようにとの指示がありました。前年度版との差分を比較し、変更箇所だけを翻訳文に取り込む作業を実施しました。
多くの大学からいただくご要望は、納期が重なることが多く(入試前の11月~12月期)、翻訳者のスケジュールをうまく調整して柔軟に対応する必要がありました。
スーパーグローバル大学創成支援事業の採択校の卒業生を翻訳者として起用するよう取り計らいました。たとえば、慶應義塾大学のウェブサイトは慶應出身者が翻訳する、といった具合です。大学をよく知る関係者のほうが、深い理解に基づいて、より適切な翻訳をできるのではないかと考えたためです。
ホームページなどの広報文書に関しては、すべてネイティブがチェックし、複数回にわたって修正を行いました。最高学府として格調高い英文で記述しつつも、海外の若い読者にも理解しやすい簡潔な表現を心がけました。
ミスのない品質チェックシステムを構築し、とくに重要な数字や固有名詞などは、翻訳の各段階でダブルチェックを行いました。また、翻訳支援ツールも利用しながら用語集を順守し、過去の翻訳物と齟齬がでないよう留意しました。最終段階では、プロジェクトマネージャーがすべてのドキュメントのチェックを行いました。
あらゆるモノやヒトが国境を越えてらくらくと移動する時代を迎えています。