6年以上にわたりユレイタスの幅広い翻訳サービスを提供
2015年より、医薬品、微生物学、医学分野の社内向け文書の翻訳を、当社にご依頼くださっています。
富士フイルムホールディングス様は、富士フイルム株式会社と富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の2つの事業会社を傘下に持つ持株会社です。
富士フイルムグループは、「先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献」するという企業理念のもと事業を展開。それを通じてグループで 「人々の生活の質のさらなる向上に寄与」することを目指されています。
同グループが、各種文書やレポートの翻訳パートナーを探していらっしゃいました。
多国籍複合企業である同社にとっては、翻訳の正確さが非常に重要で誤訳は決して許されません。少しのミスが、深刻な問題を引き起こしかねないのです。
求められたのは、医薬品、微生物学、医学を専門とするターゲット言語がネイティブの翻訳者でした。その分野のネイティブが、専門的な内容をどのような文構造や言葉遣いで表現するかを感覚的に分かっている翻訳者でなければ対応できない内容なのです。こうした専門性の高い翻訳者と社内の品質管理エキスパートによるプロジェクトチームを立ち上げました。
ターゲット言語のネイティブで高度な専門知識を持ち、さらに文才を有する翻訳者をアサインすることができるのかは大きな課題でした。翻訳チームのメンバーは、医薬品/医学分野の専門知識のテストを通過し、かつ、幅広い形式のレポートの翻訳実績を持つスタッフです。当社の翻訳者データベースには、1000人以上の専門性の高い翻訳者が登録されており、1500以上の専門分野に対応できますが、その中から今回のプロジェクトに最適な人材を選び出しました。
富士フイルム様のための翻訳には、複雑な理論や用語の理解が必要です。内容を誤って理解したり誤った訳語を使用たりすることを避けるため、当社では経験豊富なプロジェクト管理 (PM) チームが、専門知識を持つ熟練の翻訳者、翻訳チェッカー、そして校正担当者のチームを編成しました。いずれも、製薬業界や医療業界の用語や語法に精通していて翻訳経験も豊富なスタッフです。
お客様が正確さに重きを置いているため、品質管理システムの運用し、翻訳の各段階後で全てをダブルチェックします。また、専門用語が確実に正しく翻訳されるよう、ユレイタス自社開発の用語管理システムとCATツールを組み合わせて活用します。そして最後にプロジェクトマネージャが、納品前の最終校正を行うという厳格な品質検査システムを構築しました。
関わるスタッフの多い案件でも、それぞれの能力を活かすことができ、かつお客様からのフィードバックと修正をスムーズに行うためのワークフローを設計し、各段階で、効果的に翻訳とチェックが行えるようにしました。